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今週のコラム 第63話:入社式訓示は会社への貢献をコミットさせよ!

「今年は私の会社に3名の社員が入社します。来月の入社式では、二代目となった私が訓示をすることになっているので、ビシッと決めたいのですが、初めてのことなのでどうしたらいいか悩んでいます。」──とある二代目経営者の方からのご相談です。

毎年、この季節になると、二代目経営者の方から同じようなご相談が増えてきます。

経営者となり、初めての入社式での訓示ですから、「ビシッ!」と決めて、新入社員だけでなく、その他の従業員からも「二代目の訓示は素敵だったね!」と称賛されたい、二代目経営者の方のお気持ちは十分にわかります。

もちろん、変な意味はありません。

先代社長がこれまで築き上げてきた会社を引き継ぎ、より良い経営をしようと毎日努力し続けている状況下、古参の役員をはじめとする従業員全員があなたの一挙手一投足に注目しているのですから・・・

そのプレッシャーたるや相当なものだと思います。

更に、入社式という全社員が揃ったところでの訓示ですから、失敗は許されません。
二代目経営者として、先代に劣らず素晴らしい経営者であることを知らしめるようなスピーチをしたいと思うのは自然なことです。

大企業経営者の入社式での訓示は、メディアなどでいくらでも検索することができるのですが、企業規模・背景などや就職活動の違いなどから、大局的過ぎたり、理想論過ぎたりしてなかなか中小企業には合いません。

私からは、「あなたの会社が果たすべき使命(ミッション)を伝えるとともに、5年後どのような会社にすることを理想と考えているか(ビジョン)を説明。最後に、会社や組織で共有すべき価値観や方針(バリュー)を共有し、新入社員に会社への貢献をコミットさせてください。」

「あとは、これだけ「風の時代」と言われていますので、これを使わない手はないです。是非とも、「ミッション・ビジョン・バリュー」を新入社員に伝える際に、「風の時代」を意識して織り込めばバッチリです。」とお伝えしました。

この経営者の方からは、「ミッション・ビジョン・バリュー」や「風の時代」という言葉は知っていますが、具体的なことはよく分からなくて・・・
具体的に説明していただけませんでしょうか?とのことでしたので、「ミッション・ビジョン・バリュー」については、以前のコラムのおさらいをして、下記ポイントをお伝えしました。
「ミッション」:企業が果たすべき使命
「ビジョン」 :企業の将来の展望・ゴール
「バリュー」 :企業や組織で共有すべき価値観や方針

「ミッション」「ビジョン」「バリュー」により、あなたの会社の目標や行動指針を明確にすることで、どのように行動するべきかの判断軸を示すこととなり、新入社員を含む全従業員が各自で判断・行動することができるようになります。

これにより、会社全体が組織として対応する下地をつくることができるようになるので、あなたが経営者としてマネジメントしやすい環境をつくり出すことが可能になるのです。

また、「風の時代」については下記ポイントをお伝えしました。

<風の時代とは>

西洋占星術では、2020年12月22日から「風の時代」の始まりとなり、約20年に1度起きる木星と土星の大接近したことにより転換期を迎えたとのこと。

そして、西洋占星術では、約200年ごとに「火の時代」・「土の時代」・「風の時代」・「水の時代」という順番で4つの時代が移り変わる。

<土の時代について>

今までの「土の時代」は文字通りに「物」「形」といった目に見えるものに価値が置かれていました。つまり、「お金や財産がある人が力を持つ」時代だったのです。

<風の時代について>

「風の時代」になると、「個人の自由と権利・平等性」を強く求められる時代となっていきます。

つまり、価値観が全く逆になり「目に見えないモノ」に価値があるという時代になっていきます。価値観が変わることでライフスタイルや働き方もこれから大きく変わっていくはずです。

経営者として考えておかなければならない点としては、従業員の働くことについての意識が大きく変わることです。

<風の時代の働き方>

これまでの「土の時代」では、「お金」のために、我慢してやりたくも無い仕事でも全力で頑張っていました。また、IT技術の進歩によって、「AIができることはAIがしてくれる」ようになってきています。

これを、「AIで仕事がなくなる!」と大袈裟に煽っているところもありますが、「風の時代」になると、「仕事は就く」ものではなく、自分で「仕事をつくる」というように、働くという概念が大幅に変わるのです。このことは、経営者だけでなく、新入社員も含めた従業員の方々にも理解いただくようにしてください。

これまでのように「肩書」や「どんな資格を持っているか」といったことではなく、「自分は何ができる人なのか」とか「自分はこんなことをやりたい」ということを、自分自身で理解した上で一緒に働く仲間に伝え、チームとして仕事をつくりながらやっていくようになるのです。

これまでの時代のように「お金」のために、我慢してやりたくも無い仕事をするのではなく、「風の時代」では「自分の好きなこと」や「自分の天命・天賦の才」を活かして、それを発揮する時代となります。

また、「風の時代」では、「個人の自由と権利・平等性」へと価値観がシフトすることにより、会社組織での上下関係などに縛られない時代になっていきます。このため、上司や部下の関係性が大きく変わるとともに、ニューノーマル時代で在宅勤務が増えたこともあり、経営者には従業員個々の能力を活かして組織をまとめ上げる能力が求められるのです。

「自分の好きなこと」や「自分の天命・天賦の才」を活かして、それを発揮させるための環境を経営者として整えるとともに、新入社員にも会社への貢献をコミットさせてください。

「自分自身を株式会社として捉え、「好きなこと」や「天命・天賦の才」を活かして、業績発展を目指して欲しい」といったところでしょうか!?

「ミッション・ビジョン・バリュー」を伝えるとともに、「風の時代」を理解した上で、きちんと活用&コミットさせて業績アップにつなげてください。

「風の時代」の影響で、これまでのように「お金」のために働くわけではなくなってきますので、大企業一辺倒であった就職戦線が大きく変わります。中小企業でも、きちんとした「ミッション・ビジョン・バリュー」を伝え、「自分の好きなこと」や「自分の天命・天賦の才」を活かせる場所を提供すれば、それに共感した学生がどんどん入社してくるような時代になるはずです。

あなたは経営者として、入社式でどのような訓示をなされますか?

入社式の訓示では、経営者であるあなたの人柄とともに、企業文化も滲み出ます。
新入社員は、その辺を敏感に感じ取りますので、「ビシッ!」と決めてください。
経営者だからこそ「風の時代」の変化をきちんと見極め、業績を飛躍させましょう!