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今週のコラム 第73話:赤字決算の解消は経営者のあなたにしかできない!

「前期の決算ですが、赤字になってしまいました・・・

ニューノーマル時代に対応すべくいろいろな施策を実施したのですが、従業員がきちんと仕事をしてくれず、残念な結果になってしまいました。従業員がきちんと仕事をしてくれるようにする、何かいい方法はありませんでしょうか?」──とある精密機械業を経営されている2代目からのご相談です。

元請先からの度重なるコスト削減要請、緊急事態宣言や自粛要請などで工場の稼働予定が大幅に狂うなど、精密機械業の置かれている状況は極めて厳しいと言わざるを得ません。まして、従業員を多数抱えているとなると、愚痴の1つや2つ言いたくなる気持ちはわかります。

ニューノーマル対応で、いろいろな施策を実施したとなると尚更です。従来と違い、面と向かって指示を出す割合も減ってきていますし、朝礼などでの徹底も、Zoomなどのリモートだと緊迫感・臨場感がないので、なかなか徹底しづらいことは理解できます。

そのような状況であったとしても、「赤字決算の責任は経営者であるあなたにしかありませんし、赤字決算の解消も経営者であるあなた次第」と言わざるを得ません。

ご相談についても、この点をご理解いただいていれば、次のようになったはずです。

「ニューノーマル時代に対応すべくいろいろな施策を打ち出したのですが、私の力不足で従業員に徹底することができず、残念な結果になってしまいました。私の打ち出した施策を従業員に徹底する、何かいい方法はありませんでしょうか?」

この違い、おわかりになりますでしょうか?

施策等の決定=経営者であるあなたが行う、施策の実施=従業員が施策をきちんと理解して実施する、施策の浸透・徹底=経営者であるあなたが責任を持って従業員に浸透・徹底する、というようにそれぞれ役割を担うことが大事なのです。

経営者であるあなたが施策等を決定し、施策実施を従業員へ浸透・徹底します。施策等を従業員が実施していく中で、PDCAサイクルを回して改善すべき点は適宜改善することで、きちんと稼げる企業体としてよりよい方向へ進んでいくのが理想です。

特に、われわれ中小企業においては組織としての仕組みが弱いので、ニューノーマル時代のように混沌とした状況下で、組織のメンバーが同じ目的、方向性を持たないと、バラバラなことをしてしまいますので、会社全体のマネジメントが難しくなります。

現在は企業のグローバル化が進み、従業員の人種や国籍も多様化していることに加えて、働き方や働く目的なども人によって多様化してきています。組織内メンバーの多様化が進む中でも、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」によって目標や行動指針が明確になっていれば、経営者としてマネジメントしやすい環境を整えることができます。
(「ミッション」「ビジョン」「バリュー」については、こちらのコラムをご参照ください。)

実際に「ミッション」「ビジョン」「バリュー」が社内で共有できていれば、業務の目的や目指すものが明確になります。さらに仕事を実践する上での行動指針もあるため、細かい指示を出さなくても従業員ひとりひとりが判断できるようになります。その結果従業員のモチベーションが上がり、成長につながるのです。

いわゆる大手企業は、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」によって目標や行動指針が明確になっていますので、極端な話、誰が経営者になっても大差ありません。組織としての仕組みがきちんと機能していますので、よほどのことがない限りある程度の範囲内で収まるのです(笑)。

仮に、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」が従業員に浸透していないと、常に経営者であるあなたや部門長に意見を聞いたり判断を仰いだりすることが増えてしまいます。このような状況では従業員のモチベーションが下がるだけではなく、事業を進めるスピードが落ちることで更なる業績低下につながる可能性も出てきます。

前期は赤字を計上しているとのことですので、時間的な余裕はありません!

これまで稼ぎに稼いで、今後何年も赤字が続いても大丈夫なほどの現金があるのであれば問題ありませんが、そうでなければ赤字を解消して黒字化しなければ倒産してしまいます(大怪我をしたときに、止血をしなければ、出血多量で死んでしまうのと同じ)。

あなたが決定する施策等で、新規取引先の獲得についての施策があるのであれば、是非とも拙著「銀行・信金を自社の優秀な営業マンに変える3大ポイント」をご覧ください。

一言で言うと、銀行・信金を自社の優秀な営業マンに変えて「毎月のように新規案件が舞い込む!経営者待望の仕組みづくり!」を分かりやすくポイント解説した実用書です。
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会社は組織として機能し、稼ぎ続けなければなりません。

そのためには、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」によって目標や行動指針を明確にするとともに、経営者であるあなたが決定した施策等を従業員に浸透・徹底させて実践してもらわなければなりません。

是非とも、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」だけでなく、あなたが決定した施策等を「経営計画書」にまとめて、従業員に明示してください。「経営計画書」として形のあるものにまとめることで、従業員への浸透・徹底の度合いが全く違います。

大変ですが経営計画書の策定および計画の達成は経営者にしかできないことであり積極的に対応してください。

単なる数字のお遊びではなく、経営者であるあなたの魂が入った経営計画書がどれほど従業員を奮い立たせるか、ご自身で実感してください。赤字決算ごときで悩んでいてはいけません。本当の意味で、「経営者の醍醐味」を味わってください。

赤字解消するためにあなたが打ち出した施策等を「経営計画書」に魂を込めて落とし込み、従業員にそれを浸透・徹底の上で実践してもらうことで、稼げる会社に変革しましょう!

その変革の過程で、従業員と一緒に困難に立ち向かうことで、売上高や利益を2倍・3倍に増やすなど、経営者の醍醐味を味わっていただけるはずです。

是非とも、経営者の醍醐味を味わってください!